2019年12月の各種QR・バーコード決済、電子マネーの還元情報

〇〇ペイと呼ばれるQRコードやバーコードを使ったキャッシュレス決済は増加の一途をたどり、互いに鎬を削り戦国時代のような様相を呈しています。

利用者側としても数多くの支払手段が台頭したことで、興味があってもどのサービスを選ぶべきか二の足を踏んでいる人も少なくないかと思います。

そこで決済による還元があるなど代表的な各種ペイの基本情報や還元率、主だった機能に対応しているかなどの簡単な主要諸元とも言うべき早見比較表を作成しました。

この表でどの支払手段がお得なのか、ライフスタイルにマッチしているのかおおまかな参考になればかと思います。

また各社バーコード決済や電子マネーの概要についてもいくつか解説します。

名称PayPay楽天ペイOrigami PayLine Payd払いメルペイau PayFami PayゆうちょPay
サービス開始日2018/10/52016/10/272015/102014/12/162018/4/252019/2/132019/4/92019/7/12019/5/8
還元率(2019/12/7時点)0.5~2.5%0%1.5~3%0.5~2%0.5~20%0%0.5~1.5%0.5~20%0%
貯まるポイントPayPayボーナス楽天スーパーポイント決済時に即割引LinePayボーナスdポイントなしau WalletポイントFamiPayボーナスなし
支払い方法チャージ払い、後払いチャージ払い、即時、後払い即時・後払いチャージ払いチャージ払い、後払いチャージ払い、即時、後払いチャージ払いチャージ払い即時払い
現金化PayPayマネーのみ××××
送金機能××××
公共料金や税金などの収納代行一部だけ××一部だけ×××一部不可×
対応店舗のマップ表示×
ホーム画面から支払画面までのタップ数1~2タップ1タップ2タップ1タップ1タップ1タップ1タップ1タップ2タップ

PayPay

過去の「100億円あげちゃうキャンペーン」などでスマホ決済の知名度を一気に引き上げ、業界を牽引してきた「PayPay」。

以前は他を圧倒する還元率でその存在感を示してきましたが、2019年10月以降は消費者還元キャンペーンも落ち着いてきました。

それでも使い方によっては最も得する場合もあるので、以下にPayPayの基本的なサービスを説明していきたいと思います。

支払い方法

ペイペイでは2通りの支払い方法があります。

・ヤフーカードや銀行口座などからチャージする PayPay残高払い
・PayPayにヤフーカードや、それ以外のお手持のクレカー登録して支払い

それぞれに還元率の違いや注意点がありますので説明してきます。

還元の基本。支払い方法で還元率が変わります。

PayPayはPayPayアプリに事前にチャージして決済する「残高払」のポイント付与率が、2019年10月1日から3%から1.5%に減らされ話題となりました。お得感が失われましたが、条件さえ合えばそれなりにお得。

ただ組み合わせで少し複雑になるので表にしてみました。実店舗で利用した場合です。

PayPay残高
+ヤフーカード
PayPay残高
+銀行口座
ヤフーカードヤフーカード以外のクレカ
PayPayボーナス還元率
1.5%1.5%1.5%0%
クレカ還元率1%(Tポイント) 1%(Tポイント)登録したカードによる
トータル還元率2.5% 1.5% 2.5%登録したカードによる
利用限度額
(本人認証済み)
1日で25万円
月で25万円
1日で50万円
月で200万円
1日で25万円
月で25万円
1日で25万円
月で25万円
備考 PayPay残高にヤフーカードでチャージした例。 PayPay残高に指定された金融機関口座からチャージした例。アプリに紐付けたヤフーカードで後払いヤフーカード以外ではVISAとMasterCardのみの対応。

PayPayの基本還元がないため、そのままカードで買い物をするのと同じ還元率になってしまいますので利用する意味はないです。

ソフトバンクらしくややこしくて嫌になりますが、ヤフーカードをお持ちでしたら結構お得な還元率となります。

ヤフーカードでチャージした残高で支払う方法、ヤフーカードを登録して支払う方法も同じ還元率で2.5%。

ヤフーカードをお持ちでないのでしたら、金融機関口座から残高にチャージして支払うことになりますが1.5%とお得感が薄れます。

ヤフーカード以外に登録したクレカで支払うと支払い時の基本還元が得られないばかりか、お得なキャンペーン時の還元も受けられないことが多いので絶対にやめましょう。

PayPay専用の電子マネーの種類について

PayPayでは付与元や残高へのチャージ方法などの違いにより4種類の電子マネーがあります。

無駄ににややこしいですが、表を使って簡単に説明します。

発生源出金送金有効期限
PayPayマネー
・銀行口座からチャージ
・セブン銀行のATMからチャージ
・ヤフオク売上金からチャージ
無期限
PayPayマネーライト
・ヤフークレカからチャージ
・ソフトバンク系スマホのまとめて支払いからチャージ
×無期限
PayPayボーナス・PayPayでの支払い毎に加算
・キャッシュレス還元事業のポイント
・キャンペーン時など
××無期限
PayPayボーナスライト・キャンペーン時など××60日間

まちかどペイペイ第2弾 2019年12月~2020年1月31日まで キャッシュレス・ポイント還元事業でのPayPayの対応

キャッスレス・ポイント還元事業では、中小企業の店舗に限り規模などに応じて、支払代金の2%もしくは5%が現金やポイントなどで還元されます。

PayPayによる決済もこの事業に対応していますので、当該店舗での買い物で還元が受けられます。

特筆すべきなのは、PayPay独自の還元キャンペーンである「まちかどペイペイ」。5%の還元が受けられる店舗に限って、別途ペイペイ側から更に5%の還元受けられ計10%の還元となります。 第1弾が11月末で終了して、12月1日から第2弾が発表されました。 内容は還元事業において5%対象店舗で、まちかどペイペイポスターが店頭に設置されている店舗が対象。ここまでは前回と同じですが、今回は20回に1回の割合で最大1000円が還元されることになりました。条件を満たせばだれでもポイントが付与された第1弾と比べて、トーンダウンした感は否めません。

還元により得られるポイントは、「PayPayボーナス」。無期限で使用できますが譲渡や現金化は不可能となります。

また注意点は、まちかどペイペイの対象店は5%が還元される店舗の全てではないこと。なかなか分かりづらいですが、店頭などに以下のポスターやPOPが提示されているお店が目印となります。

楽天ペイ

キャッシュレス・ポイント還元事業での楽天ペイの対応

楽天ペイでは、利用できる加盟店のどこでも5%(期間限定楽天スーパーポイント)が還元されるキャンペーンを実施中。これはキャッシュレス・ポイント還元事業による還元を含めた値です。(適用されるには要エントリー。 また実施期間は2019年12月2日(月)9:59までなので注意。

更に楽天カードを紐つけることでカード利用分の1%(楽天スーパーポイント)が還元されます。この楽天カード分に関しては、コンビニの場合は即座に還元されるのでレシートで確認してみてください。また他のクレカも登録可能なのでリクルートカードの場合はカード利用分が1.2%還元されます。

ポイント付加の上限は3000ポイントで、最大6万円分までポイントが付くことになります。

ポイント多重取りの必携アイテム「KYASH」についてですが、10月1日から3Dセキュア(本人認証サービス)が導入されたことにより、それに対応していないKYASHについては登録できなくなりました。

SNSでは使えた方もちらほらいるようですが、基本は無理のようです。私も登録できませんでした。


上のキャンペーンは12月2日で終了。12月いっぱいまでは楽天ペイをしても、決済における通常のポイント還元すらなくなりました。

楽天カード引き落とし口座を楽天銀行で新規設定した場合の限定キャンペーンが実施されていますが、1%還元のみなので12月は楽天ペイを利用する必要はないでしょう。

2020年1月1日から、以前のような対応店舗はどこでも5%還元キャンペーンを行うので、らくてんぺいをつかうのはそれからで良いと思います。

  • 楽天ペイでの決済による基本還元は200円につき1ポイントなので還元率0.5%。2019年12月2日までのキャンペーンが終了すると、こちらの還元率に戻る可能性があります。*12月いっぱいは通常決済でもポイントがつかなくなりました。

d払い

NTTドコモが提供するバーコード決済サービス。ドコモの端末を使っていなくても、dアカウントがあれば利用可能なのがメリット。

しかしながら過去の20%割引キャンペーンなどの大型イベントは鳴りを潜め、現在ではドコモ加入者やdカード所有者向けの還元サービスがメインになってきているため以前ほどの魅力はないです。

d払いでの決済で200円(税込み)毎の買い物で1dポイントが付与されます。 楽天カードやリクルートカートなどを登録して紐つけることで還元率が向上します。

ドコモに加入されている方やdカードをお持ちの方は、条件に合致すれば dポイントスーパー還元プログラムに参加できるので更にポイントアップ。

2019年12月2日~15日限定で コンビニ対象の10%還元大キャンペーン

ローソン、ローソンストア100、ナチュラルローソン、ファミリーマート、セブンイレブン、ミニストップ、ポプラ、スリーエイト、生活彩家のd払い可能なコンビニエンスストアが対象。

短い期間ですが、買い物代金の10%が後日にdポイントで還元されます。エントリーが必要なので、こちらから手続きして下さい。

注意点がいくつかあるので以下に箇条書き。 ・クレカ払いはdカードのみに対応。dカードをお持ちでない方は、口座払いで対応可能です。 ・1回の決済で付与されるポイントは500ポイントまでなので、5000円分までポイントが付与されます。期間中内では最大2000ポイントが上限なので、2万円まで10%還元が適用されます。 ・上で書いたようにエントリーが必要。dポイントクラブ会員であることが条件。 ・d払いできる商品であれば還元対象となります。収納代行は無理ですが、タバコはOK

通常時の0.5%還元も付与されるので、10.5%が還元されます。更に同じく期間限定のファミペイキャンペーンと組み合わせて利用できるので30%以上の還元も可能。

2019年12月2日~2020年1月6日限定  dポイントカード提示でポイント3倍キャンペーン

dポイントが提示できる店舗でdポイントが通常時の3倍付与されます。もちろんモバイルdポイントカードでも大丈夫。

エントリー必須。また期間限定のdポイントなので失効に注意。

コンビニエンスストアでは、ローソンとファミリーマートが対象。

ローソンではdポイントカート提示で通常時は1%還元ですが、キャンペーン中は3%が還元されます。

ファミリーマートでは通常0.5%なので、1.5%付与。

キャッシュレス・ポイント還元事業でのd払いの対応

当月で買い物をした際のポイントは翌々月にdポイントが付与されます。

またひと月でのポイント付与上限は30000ポイントなので、60万円分の買い物までカバーされます。

Origami Pay

Origami Payの特徴は仕組みがシンプルであるということです。

レジで決済した場合は即座に割り引かれる仕様なので、ポイントは今どれくらい残っているか?ポイントの期限は?などと無駄な手間が省けるのが良いです。個人的に最も好感のある決済方法です。

支払い方法は、金融機関口座を登録しての即時決済、もしくはクレカを登録しての後払いとなります。

どちらを設定すれば良いのか悩むのですが、還元率はクレカの設定次第で同等。余計なことを考えなくても良い、金融機関口座引落のほうが使いやすいかと思います。

  • 金融機関口座の引き落としを設定した場合には3%割引。
  • クレカでの後払いは1%の割引。ただし登録したクレカの独自ポイントは別途付与。更にプリペイドカードの「KYASH」にクレカを登録すればKYASHポイントが1%付与。ですので合計2.5(セゾンカードの場合)~3.2%(リクルートカードの場合)のポイントが還元されます。

キャッシュレス・ポイント還元事業でのOrigami Payの対応

2%還元の店舗でも5%還元の店舗でも、即座に割引かれます。

Line Pay

国内の月間アクティブユーザー数が8000万人を越える、コミュニケーションアプリ「LIne」が提供する決済、送金アプリ「Line Pay」。

還元率のメリットは少ないですが、Lineの友達に手数料無料で送金できたり、一部ですが公共料金の支払いにも利用できたりと使い勝手がよく利用者が多い決済アプリとなります。

以下に特徴を箇条書きしてみます。

  • Line Payでの支払いはチャージによる前払方式を採用。クレカと紐つけての残念ながら後払いは不可能です。
  • バーコード・QR決済で貯まるポイントはLineポイント。送金は不可ですが、出金については2019年末まで可能
  • 独自の還元システムであるマイカラーを採用。例えば10月のLine PayやLine Paykaカードでの支払いが1万円未満ですとホワイトのランク。翌月はLineポイントの還元率が0.5%となります。

キャッシュレス・ポイント還元事業でのLine Payの対応

対象店舗での決済による還元はLINE Payボーナスにて即時付与されます。登録したQUICPay+やLinePayカードでの支払いは月末締めで翌月に付与。

Line Payボーナスの有効期限は付与から180日間なので注意。

メルペイ

PayPay、LINE Payが覇権を争うQR決済業界に2019年2月に殴り込みをかけたのがメルペイ。

QRコードのみならず、電子マネーのiDに対応したことで、使えるお店が135万店を越えるなどの利便性が売り。

フリマサイトのメルカリでは売上金をメルカリ内で使うか、手数料を払って出金するしか使いみちかなかったことから利用者の不満が続出。

売上金をメルペイを通じて加盟店で買い物を可能にしたことで、不満の解消を狙ったといいます。

2019年のゴールデンウィークには、「まるっと半額還元」なるスペシャルな還元事業を展開。決済時にメルペイポイントが50%還元され、セブンイレブンなら70%が還元されるなど、他を寄せ付けない販促イベントを実施したことで話題に。

第二弾も6月に行われ、こちらもセブンイレブンやファミリーマートでの買い物が70%還元など利用者を歓喜させました。

ただそれ以降、目立ったキャンペーンも実施されず、更には通常時の決済でもポイントが付かないことから現在では利用価値が全くなくなりました。

今後の新たな目玉キャンペーンに期待です。

au PAY

2019年8月からau利用者以外にも使えるように、楽天ペイと連携することで使用できる店舗を拡大中。

決済時の還元は200円につき1ポイント(au WALLETポイント)なので還元率は0.5%。カードでチャージすればその分還元されます。

auの携帯電話契約者でauスマートプレミアム会員なら200円つき3ポイントが付与されます。

またauスマートプレミアム会員限定で毎月の3がつく日には、20%オフのキャンペーン「三太郎の日」を実施。会員なら大変オトクですが、それ以外の携帯契約者やau以外のスマートフォンをお持ちの方はau Payでの金銭的メリットはあまりありません。

キャッシュレス・ポイント還元事業でのat Payの対応

・5%還元店舗の場合は200円ごとに10ポイント(au WALLETポイント)が付与。
・2%還元店舗の場合は200円ごとに4ポイント(au WALLETポイント)が付与。

それぞれ利用した日から一ヶ月後に付与されます。

QUICPay PAY

クレカのように1万円を超える買い物でもサインを必要とせず、素早く決済できることから人気の電子マネー。

ただポイント還元については独自の制度を設けておらず、代金引き落としに設定したクレジットカード自体の利用に応じたポイント還元のみなのでお得な支払手段ではないです。

QUICPayについては、持っているスマートフォンを選びますが以下のキャンペーンがお得。

JCBカード + QUICPay + Apple Pay or Google Pay

国際カードブランドのJCBが開催中(2019年8月16日から12月15日まで)の大型キャンペーン。

ご利用額の20%が後日にキャッシュバックされる特典です。利用金額の上限は50000円までの買い物で、最大10000円キャッシュバックされます。店頭での買い物が対象でネットショッピングには利用できません。

還元がポイントではなく現金であることが魅力。クレジット利用の場合は2020年の3月10日、プリペイドは3月31日、デビットカードは4月10日にそれぞれの月の利用代金から相殺されたり、利用がない場合は指定口座に振り込まれ、プリペイドの場合はチャージされます。

使い方はJCBカードをApple PayかGoogle Payに登録して、QUICPayもしくはQUICPay+に対応した加盟店にて「クイックペイで!」と店員に告げて買い物をすることで特典が受けられます。

ただ適用されるには、以下の条件を満たす必要があるので事前に確認や登録作業が必要となります。

・JCBプロパーカードなど指定のカードを持っていること。カード番号が354から始まるクレジットカード、355から始まるJCBデビットカードやANA JCBプリペイドカードがなどが対象。(持っているカードが対応しているかどうかはこちらの公式ページでご確認ください。)。対象カードを複数枚持っていてもそれぞれに特典が受けられます。

・Apple Payに対応した端末、もしくはおサイフケータイが使えるandroid端末を持っていること。

・キャンペーンにエントリーしていること。エントリーページはこちら。

・QUICPayもしくはQUICPay+の加盟店が対象。利用できる店舗はこちらでご確認ください。

使用条件が結構あるので利用できる方は限られてしまいます。私の場合はJCBカードも所持していませんし、スマートフォンもおサイフケータイに対応していないので使えないのが残念なところ。

条件を満たせば非常に魅力的なキャンペーンですので是非利用しましょう。

楽天edy

2019年12月5日~17日まで楽天カードでのチャージでポイントが2倍になるキャンペーン実施中。

楽天カードによるチャージでポイントが2倍になるキャンペーンが実施されています。エントリーが必要なので、ご利用の方はこちらから。

せっかくのキャンペーンですが残念なことに、前回の10月のキャンペーンでは3倍だったので、お得感が半減近くに。3倍のポイントが得られるのは、楽天カードで初めてチャージする方に限定されました。

ただedyへのチャージは楽天カードに限らず、他のクレカも可能。例えば高還元率カードの代名詞であるリクルートカードでチャージすれば、使用金額の1.2%がリクルートポイントとして得られるので、こちらのほうが僅かにお得。普段使っているポイントに合わせて、カードを選べば良いと思います。

また楽天edyは楽天カード以外のクレカでチャージする場合、おサイフケータイやNFC機能搭載端末がないと、別途パソリや楽天edyライターが必要となり余計な出費が発生するのが残念なところ。

こららの条件に満たない場合は現金でチャージするしかありません。

キャッシュレス・ポイント還元事業

楽天edyの利用日から原則30日後に、対象商品の支払額の2%もしくは5%が楽天edyとして還元されます。付与された電子マネーは失効が付与から90日後までなので、期間内に受け取るようにしましょう。

WAON

WAONについてはイオンでの買い物に関する記事にあります。

イオンでのお得な決済方法など