パッキンの劣化により蛇口の根元から少しずつ染み出してくる漏水。緊急に対応すべき事態ではないですが、なんだか気になりますし気分が悪くなる方もいるかとおもいます。
自宅の水道トラブルは以前に自分で修理しましたが、今回は友人宅が上記のようなトラブルに見舞われたとの相談を受け、一緒に作業をすることに。
水道トラブルの解決手順に関するサイトやブログは無数にあります。今更、同じような記事を作るのもどうかとおもいますが、ブログを始めたこともあってあえて記事にしようかと思います。
用意する工具
マイナスドライバー等・・・対象の蛇口は混合栓。一般的なアパートでよく見かけるタイプのハンドルです。ハンドルを固定するネジを保護する蓋を外すためにマイナスドライバーのような薄く平たい道具が必要。
プラスドライバー・・・蛇口ハンドルの固定ネジを外すのに使います。
プライヤー・・・蛇口内部のパーツを取り外したり、締め付けたりするのに使います。
用意するパーツ
水栓上部パッキン。呼び13水栓用が一般的な家庭で使われているサイズです。私も友人宅もこれでした。アマゾンで96円と安価。
作業手順
このまま作業を始めると蛇口を外した瞬間に大量の水が噴き出すので、まずは水道の元栓を閉めないといけません。アパートだと家屋横の地面にそれらしい蓋があるかとおもいます。
蓋をあけると開閉するハンドルがあります。ハンドルの向きは水道管に対して水平方向。
これを水道管に対して垂直方向に回してやります。ガスの元栓と一緒です。これで下準備はOK。
次に水道の蛇口を構成するパーツを見ていきたいと思います。まずはハンドル。ハンドル上部の蓋に隙間があるので、これをマイナスドライバーでこじ開けます。カチッと収まってるため一気に開けると、勢いよく飛んでいくので注意。そうするとネジが見えるのでこれをプラスドライバーで開けます。
ハンドルを外すとこんな風に。見た目も酷く劣化していますね。上部ナットをプライヤーで回して取り外し。最初はなんか怖いですが、しっかり水道管の元栓を締めてれば大丈夫です。
取り外したパーツを上から並べてようとおもっていましたが、一部しか並べていませんでした。ですので新品の部品を並べてみます。
上から上部ナット
パッキン
座金
スピンドル
ケレップ
ハンドルの根本から水が漏れ出す症状の場合、パッキンと座金を交換することで解消します。しかし他の部品も劣化が甚だしいのでハンドル以外は全て交換することにしました。
ちなみにハンドルを締めても蛇口の先端からの漏水は「ケレップ」を交換すれば直ります。
少し戻りますが友人宅の水道設備は結構な古さ。スピンドルはネジのように回して外すのですがコレが固まってたので、強めの力で回し(反時計回り)やっとこさ取り外しました。ケレップも一緒に取れましたが、そうでない場合はピンセットでつまんでヒョイと取り出します。
各部品はこんな風に収まっています。
あとは部品を順番通りにはめていくだけです。
スピンドルや上部ナットはしっかり締めて下さい。これでハンドルの根本からの漏水は復旧しました。最初から最後まで10分程でできるかと思います。