目次
主要電子マネーの比較
名称 | 楽天Edy | Suica | nanaco | WAON | iD | QUICPay |
貯まるポイント | 楽天スーパーポイントなど | JRE POINT | nanacoポイント | waon | – | – |
ポイント還元率 | 0.5% | 0% 加盟店で0.5~1% | 0.5% | 0.5% イオングループは1% | 0% | 0% |
チャージ上限額 | 5万円 | 2万円 | 5万円 | 5万円 | ポストペイ式 | ポストペイ式 |
キャッシュレス 還元事業 での対応 | Edyで還元 月間利用額の上限なし | JRE POINTで還元 月間利用額の上限なし | nanacoポイントで還元 月間利用額の上限なし | Edyで還元 月間利用額の上限なし | 登録したクレカ、 プリペイドカードによる | 登録したクレカによる |
スマートフォン対応 | おサイフケータイ、 Google Pay | おサイフケータイ、 Google Pay Apple Pay | おサイフケータイ、 Google Pay | おサイフケータイ、 Google Pay | おサイフケータイ、 Google Pay Apple Pay | おサイフケータイ、 Google Pay Apple Pay |
登録するのに オススメのカード | 楽天カード(キャンペーン頻繁) リクルートカード(1.2%還元。 VISA・MasterCardに限る) | 各種ビューカード | リクルートカード(1.2%還元) セブンカード・プラス(0.5%還元) | リクルートカード(1.2%還元) イオンカードセレクト(0.5%還元) | dカード | JCBカード |
QUICPay
JCBが発行する知名度の高い非接触型決済。クレカのように1万円を超える買い物でもサインを必要とせず、もたつくこともなく一瞬で決済できることから人気の電子マネー。
発行元のJCBカードを始めとする、QUICPayに対応したオリコカード、リクルートカード、三井住友カードなど提携カードの契約者のみ利用できる電子マネーとなります。
ポイント還元については独自の制度を設けておらず、代金引き落としに設定したクレジットカード自体の利用に応じたポイント還元のみなので 通常はお得な支払方法ではないです。
例えばJCBオリジナルシリーズ は、1000円(税込み)につき1ポイント(OkiDoki)付与。
このOkiDokiポイントは、他のポイントへの交換レートが1:3~5なので、1ポイントにつき3円から5円相当の価値があります。ですので実質的な還元率は0.3~0.5%となります。
これはJCBクレカで払おうが、JCBクレカに付帯したQUICPayで支払いおうが付与されるポイントは同じです。1%還元のクレカが複数存在する現状では、あまり魅力がありません。
ただこのJCBオリジナルシリーズ×QUICPayは、場合によっては還元率が良くなる場合があります。
セブンイレブンが発行する電子マネーにnanacoがありますが、このnanacoカードとQUICPayが合体したQUICPay(nanaco)と少しお得になります。
このQUICPay(nanaco)を使ってセブンイレブンで支払うと、クレカのポイントとnanacoポイントの両方が付与。さらにJCBオリジナルシリーズはセブンイレブンとパートナーを組んでおりポイントが3倍になります。つまりQUICPay(1OkiDokiを5円換算で1.5%還元)+nanaco(0.5%)還元の合算で還元率は2%と良好に。
更に2020年3月31日までは、 ボーナスポイントが10倍になるキャンペーンを実施中。還元率は5.5%となります。そしてセブンイレブンアプリ内のセブンマイルプログラムのバーコードを提示すると200円(税抜)につき1マイルが付与されます。
もう一つQUICPayでの利点は、キャンペーンが豪華な点。QUICPayはGoogle PayやApple Payに搭載することが出来るのですが、夏~冬にかけてこれらの支払い方法に限った販促キャンペーンは大好評でした。だれでも使えるわけでは無いという一定の条件ではありましたが、購入代金の20%割引で上限額が5万円という大盤振る舞いでQUICPayの知名度を一気に引き上げたことは記憶に新しいです。
QUICPayのメリット
- 特大キャンペーンが実施される可能性がある。
- Apple Payに搭載可能。
QUICPayのデメリット
- QUICPayで買い物をした際に、それ自体にポイントがつかない。
nanaco
セブン&アイ・ホールディングスが発行する電子マネー。セブンイレブンやイトーヨーカドーを始め、結構多くのチェーン店等で使用可能。
還元率は200円(税抜)ごとに1nanacoポイントが貯まります。
nanacoを使う最大のメリットは、リクルートカードなどでのチャージにより、各種税金や健康保険料、国民年金等の収納代行にポイントが付くため重宝されている方も多かと思います。
これらをnanacoで支払ってもnanacoポイントは付与されません。クレカからのチャージでポイントが還元されるわけですが、チャージ可能かつポイントも貰えるクレカは限られます。代表的で最も還元率が高いのはリクルートカード(全てのブランドに対応)で、チャージ金額の1.2%がリクルートポイントとして貯まります。その他はセブンカード・プラスでこちらは、200円に毎に1ポイントなので還元率は0.5%と低め。
リクルートカードは使いみちに困るポイントでもありますが、Ponta webにてpontaやマイル、lineポイントなどに交換できますので使いみちは広がります。
2019年9月1日から始まり、還元率は0.5%
等価で1nanacoに交換できる予定ですが、現在はシステムの準備中ということでnanacoが欲しい方は暫く待つことになります。
受け取ったマイルの有効期限があるため、さっさと交換できるようにしてくれとの不満がSNSで見られます。
nanacoのメリット
- 税金など収納代行において、紐つけるクレカによりポイントが貯まる貴重なカード。
nanacoのデメリット
- nanacoで買い物をしても、ポイントの還元率が悪い。普通にクレカを使うか、バーコード決済等の方が遥かにリターンが大きい。
id
NTT DOCOMOが発行する非接触型決済電子マネー。ドコモ利用者に好まれるdカードにも付帯しており、SNSを見ても愛用している方が多いです。
QUICPayと並びポストペイ式(後払い)の電子マネーなので、その都度チャージする手間や残高の消化を気ににすることもなく、ストレスフリーで利用できるのが特徴。
そしてソフトバンクカードやd CARDプリペイド等を使ったチャージ式決済や、SMBCデビットを紐つけての即座引き落としなどニーズを逃さない設計になっています。
Apple PayかもしくはGoogle Payのどちらかにカードに付帯するidを登録すると、2000円が後日の引き落とし日に減算されます。
idのメリット
- Apple PayかもしくはGoogle Pay対応の端末にメルカリアプリをインストールしてidを取り込めます。メルペイ登場により、メルカリ出品者は売上金を手数料無しでメルカリ外で買い物ができるようになりました。メルペイはそれほど対応している店舗が多くないのですが、idが取り込めることで多くのお店での買い物が可能に。
- Apple Payにメルペイ&idを登録してSuicaのチャージが可能。今後のメルペイ還元キャンペーンでSuicaのチャージにポイントが付く可能性があります。
idのデメリット
- 決済において、id自体にポイント還元がない。紐つけたクレカでのポイント還元が主体。
- id決済において、還元率の高い大型キャンペーンがない。
楽天edy
NTT DOCOMOが発行する非接触型決済電子マネー。2001年にその原型が誕生したので、大変古い歴史を持つ支払い方法となります。ドコモ利用者に好まれるdカードにも付帯しており、SNSを見ても愛用している方が多いです。
QUICPayと並びポストペイ式(後払い)の電子マネーなので、その都度チャージする手間や残高の消化を気ににすることもなく、ストレスフリーで利用できるのが特徴。
そしてソフトバンクカードやd CARDプリペイド等を使ったチャージ式決済や、SMBCデビットを紐つけての即座引き落としなどニーズを逃さない設計になっています。
楽天Edyを使えるお店では、決済の際に200円(税込み)につき1ポイント付与されます。
edey決済に使うアイテムは、
・Edyカード
・Edy機能付き楽天カード
・おサイフケータイ機能付きandroid端末
・iphone + おサイフケータイジャケット
・Apple Watch + wena wrist
になります。
いずれもクレジットカードによるチャージが可能なので、チャージの際のポイント(カードによりつかない場合もるとのこと)が付与されます。楽天カードによるチャージは通常よりポイントが減らされ、200円につき1ポイントと還元率が0.5%。ただ後述のキャンペーンエントリーにより還元率が0.5~1%になる場合があります。
またEdyカードをクレカでチャージするには、楽天EdyリーダーやFeliCaポートが必要なのがネック。Edy機能付き楽天カードは楽天e-NAVIで事前にクレカチャージの手続きをした後に、ファミポートで電子マネーを受け取る流れになっています。
Edyカードを使った支払いには、Edyカードを購入する必要があり価格は300円。それ以外のおサイフケータイなどは初期費用がかかりません。
おサイフケータイを使った楽天EDYが最も機能豊富で、決済に付与されるポイントを楽天ポイントだけでなく、マイルやTポイントなど11種類から選べるのが特徴。いずれも200円につき1ポイント付与。
iphoneについては端末だけでの利用は不可能。周辺機器を取り付けてiphoneやアップルウォッチなどで決済が可能となります。
毎月2週間程度の期間ですが、楽天edyによる決済で付与刺されるポイントが2~3倍になるキャンペーンが行われます。面倒くさいですが、エントリーが必要なのでお忘れずに。
edyへのチャージは楽天カードに限らず、他のクレカも可能。例えば高還元率カードの代名詞であるリクルートカードでチャージすれば、使用金額の1.2%がリクルートポイントとして得られるので、通常時やキャンペーンが2倍の場合では還元率が勝ります。どちらにせよ普段使っているポイントに合わせて、カードを選べば良いと思います。
また楽天edyは楽天カード以外のクレカでチャージする場合、おサイフケータイやNFC機能搭載端末がないと、別途パソリや楽天edyライターが必要となり余計な出費が発生するのが残念なところ。
こららの条件に満たない場合は現金でチャージするしかありません。
楽天Edyのメリット
- 使えるお店が多く、決済でポイントが貯まるのでお得にお買い物が出来ます。
- ビックカメラではクレカやバーコード決済によるポイント付与が購入代金の8%になります。現金では10%になるので損する場合も。楽天Edyは決済に0.5%、紐つけるクレカで1~1.5%ととなり2%の還元率。更にビックカメラでの利用は現金と同じ10%が付与されるので、最も還元率が高い部類の支払い方法になります。
楽天Edyのデメリット
- 楽天カードでのチャージは、他のクレカに比べ付与されるポイントが少なくキャンペーンにエントリーしないと1%以上の還元率にはならない
- iphoneでの利用はおサイフケータイジャケットが必要など、余計な出費が強いられる。
WAON
WAONでの買い物は代金の0.5%のポイント(WAON POINT、WAONポイントのいずれか)が付与。チャージでポイントが付くのはイオン系のカードのみで、0.5%の還元率(ときめきポイント)。
またイオングループではキャンペーンを開催していない通常時ですと、ポイント還元率が1%になります。WAONについては以下でも説明しています。
Suica
Suicaについては以下で。